令和6年度補正予算「新事業進出補助金」について

2024年11月29日、令和6年度補正予算案が閣議決定されました。「1.日本経済・地方経済の成長」「2.物価高の克服」「3.国民の安全・安心を確保」の3本柱で構成されています。

内容については、現在開会している臨時国会で議論されているところではありますが、中小企業庁のHPに補助金のポイントが掲載されています。

今回は「2. 新事業への進出にかかる支援の推進(新事業進出補助金の創設) 」に着目します。

本補助金の目的(事業目的)

⼈⼿不⾜や賃上げといった昨今の経済社会の変化の中で、中⼩企業等が成⻑する過程においては、既存事業の拡⼤に加え、新たな事業の柱となる新事業への挑戦が重要。

既存事業と異なる事業への前向きな挑戦であって、新市場・⾼付加価値事業への進出を後押しすることで、中⼩企業等が企業規模の拡⼤・付加価値向上を通じた⽣産性向上を図り、賃上げにつなげていくことを⽬的とする。

目的達成のための補助金概要

中小企業・小規模事業者の成長につながる新事業進出・事業転換を重点的に支援

  • 要件 :企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦(新規性)や賃金要件等
  • 補助対象経費:建物費・機械装置費・システム構築費・技術導入費・専門家経費 等

以上の内容になっており、「事業再構築補助金」に代わる補助金として位置づけられると思われます。注目は「建物費」に補助金を活用できる、という点です。

現時点では公募時期、申請方法などすべて公開されておりませんが、事業拡大に資する補助金であるといえます。

今から計画を練り、公募開始と同時に申請できるよう準備を進めていきましょう。

弊所では事業着手前から補助金のサポートを行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

(出典-中小企業庁:https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/)

田中将太郎 - Shotaro Tanaka

記事の筆者:田中将太郎

                       

(株)田中国際会計事務所 代表取締役
田中将太郎公認会計士事務所・税理士事務所 代表
東京都、北海道札幌市、宮城県仙台市に拠点を置き、個人事業主やスタートアップ企業から大企業までを幅広く支援。会計・税務、創業支援に加え、経営戦略コンサルティングの知見を活かした”戦略税務”や売上を伸ばすための”戦略マーケティング”に強みを持つ。
経営のための”裏ワザ”情報は、LINE、note、Youtubeでも配信中。                        
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