税務顧問とは何か?【公認会計士・税理士が解説】
本記事では、税務顧問とは何かを解説してきます。
事業を開始されると会計データを作成したり、税務申告をしたりする必要が出てくるため、一度は、「税務顧問」を検討されると思います。
そこで「税務顧問」はどのようなサービスで、どのようなメリットが得られるのかを簡単に解説していきます。
所要時間: 3分
3分程度でわかるように簡単に解説します。
- 税務顧問とは
まずは、税務顧問の内容について解説します。
- 税務顧問契約のメリット
次に、税務顧問サービスを受けるメリットを解説します。
税務顧問とは
「税務顧問」とは、税理士から継続した役務提供サービスを受けるための契約です。一般的には、年間契約を締結し、毎年契約を更新していくことになります。
会社とこの税務顧問契約している税理士を「顧問税理士」と呼びます。
会計、税務を通年で支援する
定期的に会社の会計の状況や税務の論点を把握することで、年間を通して継続的に会計や税務に関するアドバイスを行うと共に、会計データの作成を支援していきます。
顧問税理士は、基本的にはその会社の税務申告を税務署に対して代理で行うため、期中に税務署から問い合わせがある場合には、税務署への対応も顧問税理士が会社と税務署の間に入って対応します。
最新の優遇税制などについても専門的な知見からのアドバイスを行ったもりします。
経営の参謀的な役割も
経営者様にとって話がしやすい相談相手となり、会計税務処理のことはもちろん、さまざまな経営課題に対し経験やネットワークを駆使して、解決策を一緒に考えるビジネスパートナー契約ともいえます。
税理士と契約する際、申告業務などを単発として「スポット」で依頼することもできますが、税務申告(決算書および税務申告書を作成し税務署へ申告すること)以外の会計・税務面のアドバイスや納付期限・書類管理など、定期的かつ継続的なサポートが必要な方には、顧問契約はメリットが大きいといえるでしょう。
税務顧問契約のメリット
顧問税理士から税務顧問サービスを受けると色々なメリットがあります。そこでどのようなメリットがあるか具体的に見ていきましょう。
効果的な税金対策を行う
税務顧問をつける場合、当然ながら税務面でのメリットを得ることができます。
例えば、次のようなことが考えられます。
- 正確な税務申告書を作成できる
- 優遇税制などのアドバイスが受けられる
- 税金対策のアドバイスが受けることができる
- 国税(税務署)からの問い合わせに対応してもらえる
- 税務調査に対応してもらえる
財務会計の最適化によるファイナンス
もう1つの税務顧問をつけるメリットとして、財務会計を最適化し、将来的なファイナンス(資金調達など)に備えることができます。
財務会計は、金融機関などに対して自社の財務状態を示す、いわゆる「プレゼン資料」となります。
単なる税務申告用の確定申告書を作成しているたけでは、銀行から融資を受けるなどの資金調達をしようと思っても、十分な金額の借入ができなかったり、金利も高くなってしまったりします。
そのため、自社がいかに魅力的かを外部にするためにも、顧問となる会計事務所、税理士事務所をつけて、財務会計を最適化していくことが重要です。
経営の参謀となる
世の中には、経営の支援に強い会計事務所、税理士事務所も存在します。そのような事務所を選ぶことで、経営判断で迷った際に、顧問税理士から有効なアドバイスを受けられる可能性があります。
経営アドバイスを受けるためには、別途コンサル料がかかる可能性もありますが、そのような経営的な支援もできる税理士事務所を顧問しておくと安心です。
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