freee会計を使っている会社が、freee認定アドバイザーの税理士を選ぶ理由
みなさん、こんにちは。田中将太郎公認会計士・税理士事務所です。
本日は、会計freeeを活用している会社、個人事業主、又は、今後、会計freeeの導入を検討している事業者向けに、会計freeeの認定アドバイザーについて解説していきたいと思います。
本記事は、田中将太郎公認会計士・税理士事務所の監修で配信いたします。
所要時間: 5分
- freee認定アドバイザーとは?
freee認定アドバイザーとは何かについて、解説していきます。
- freee認定アドバイザーの税理士を選ぶメリット
享受できるメリットを説明していきます。
- freeeのAdvisor Awardsに選ばれる認定アドバイザー
認定アドバイザーから選ばれる賞について、解説していきます。
freee認定アドバイザーとは?
freeeでは会計や人事労務の悩みや疑問点を解消し、freeeの使い方や作業の効率化などを支援してくれる公認会計士・税理士・社会保険労務士などの士業の方を「freee 認定アドバイザー」と呼んでいます。
freee認定アドバイザーになるには
freee認定アドバイザーになるには、2つの要件があります。
正直なところ、認定アドバイザーになるだけでは、そんなにハードルは高くありませんので、それほどfreee会計に習熟していない事務所でも容易に認定アドバイザーとなることができます。
事務所メンバーが、freeeの資格(1種)に合格する
まずは、事務所メンバーが、freee基礎研修で学習する必要があります。その基礎研修は、3時間の講座と1時間の試験受験がセットになったオンライン研修です。
日頃からfreeeの導入を多く支援している事務所のスタッフであれば、本資格に合格するのはそれほど難しくはありません。
freee導入3件以上をクリアする
認定アドバイザーとなるための2つ目の要件は、freeeを導入している顧問先が3件以上いることです。この3件については、ある程度、freeeの機能を活用した自動化設定などをしている必要がありますので、単にfreeeを契約している顧問先がいるだけでは、この3件の要件がクリアされない可能性があります。
★がついた認定アドバイザーとは
freee会計を提供するfreee株式会社は、会計事務所、税理士事務所、社労士事務所などの専門家に対し、認定アドバイザーの星(★)を付与しています。
この星(★)は5段階でfreee会計に対する事務所の習熟度を評価する仕組みになっています。星は、1個から5個までの星であらわされ、一般的に星の数が多ければ多いほどfreeeの習熟度が高いとされています。
実際には、freee会計を導入しているクライアントの数が多いほど星の数が大きくなる傾向にあります。
freee認定アドバイザーの税理士を選ぶメリット
freee会計を利用している会社や個人事業主が、税理士を選ぶ際に、なぜfreee認定アドバイザーである税理士を選ぶべきかを解説していきます。
逆に言うと、freee認定アドバイザーのうち、最低限として以下のメリットを享受できるようなアドバイザー事務所を顧問税理士として選択することをオススメします。
お得にfreee会計を契約できる
freeeは30日間無料で利用できるトライアル期間が設けられています。
しかし、freee認定アドバイザーは、顧問先様向けに発行できるクーポンコードをご用意することができ、更にfreeeをお得に契約することが出来ます。
法人でも個人事業主でも活用することが可能で、割引率は以下の通りです。
法人:2,380円割引
個人事業主:1,480円割引
なお、freeeクーポンは年額プランのみ適用されます。
freee会計の初期導入サポ―トができる
freeeはヘルプセンターも充実しているため、使い方のガイドはもちろん、ステップごとの操作方法のマニュアルはしっかりしています。しかし、このヘルプセンターの説明だけでは、十分にfreee会計を活用することができず、途中で挫折してしまう会社や個人事業主も多いのも事実です。
そこで、freeeの活用に習熟している認定アドバイザーにfreee会計の導入のサポートを依頼することで、freee会計を中心としたオペレーションを確立し、効率化な会計を実現することができます。
freee会計を活用したバックオフィス業務の効率化ができる
まず、freee会計を活用することで、一般的な会計システムと比較して、会計(記帳業務)について広範囲で自動化を達成することができます。
freee会計では、銀行口座やクレジットカードなどの決済手段との自動連携だけでなく、振込業務や経費精算など、会計の周辺業務も効率的に行える機能が多数備わっています。
・請求書などの帳票の発行機能(証憑と取引を同時に作成可)
・未払金の一括振込
・経営状態や支払予定を確認できるレポート
・従業員の経費精算
・freee人事労務との連携(給与支払の自動記帳など)
上記のすべての機能が会計帳簿と密接に連携しているため、会計の関連業務もあわせて効率化することが可能です。 プラン別によって機能の充実度は変わります。
freeeのAdvisor Awardsに選ばれる認定アドバイザー
freeeのAdvisor Awardsとは
freeeのAdvisor Awardsは、認定アドバイザーの中から選ばれる賞です。
2023年のfreeeのAdvisor Awardsは、「リアルタイム化部門」、「クラウド標準化部門」、「Rookie of the Year」の3つから構成されています。
それぞれの部門では、北海道・東北、関東、中部、北陸、近畿、中国・四国、九州・沖縄の各エリアでグランプリが決定される仕組みとなっています。
それぞれの部門が、どのようなものかを説明していきます。
Advisor of the Year リアルタイム化部門
リアルタイム化部門は、クライアントの業務改善を設計、支援し、数字の即時性向上・顧問先業務の効率化を実現する「リアルタイム化」を推進した事務所を表彰する部門です。
具体的な選定方法としては、「直近1年間のfreee会計の増加件数および全freee導入先における会計・経理・給与計算の自動化比率を総合的に評価」とされています。
Advisor of the Year クラウド標準化部門
クラウド標準化部門は、事務所内の業務を分業/デジタル化し、「誰でも」「どこでも」安心して働ける状態を実現する 「クラウド標準化」を推進された事務所様に贈られます。
選定方法としては、「freeeデータ化サービスおよびfreee申告の直近1年間の増加件数および全freee導入先における両サービスの利用比率を総合的に評価」とされています。
※北海道・東北、関東、中部、北陸、近畿、中国・四国、九州・沖縄の各エリアグランプリの発表と総合グランプリの表彰を行います。
Rookie of the Year
認定アドバイザー登録から1年以内の事務所を対象として、顧問先様の”リアルタイム化”を推進された事務所に贈られます。
選定方法としては、「直近1年間のfreee会計の増加件数および全freee導入先における会計・経理の自動化比率を総合的に評価」とされています。
※総合グランプリの表彰を行います。
Advisor Award 2023の受賞者
freee株式会社により「freee Advisor Day 2023」が2023年7月26日に東京で開催されました。
本イベントでは、全国の認定アドバイザーの中から、各エリアでグランプリを受賞した会計事務所・税理士事務所が表彰されました。
田中将太郎公認会計士・税理士事務所も全国でグランプリを受賞した11事務所の1つとなることができました。